消費者物価、7年ぶり2%超え

消費者物価、7年ぶり2%超え

 総務省が20日発表した4月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が101・4となり、前年同月比2・1%上昇した。上昇は8カ月連続で、伸び率が2%を超えるのは消費税率引き上げの影響が残る2015年3月以来、7年1カ月ぶり。資源価格が高騰する中、昨年春の携帯電話通信料の引き下げの影響が剝落したこともあり、前月の0・8%から上昇幅が大きく拡大した。

 日銀は13年以降、2%の物価上昇を目標に大規模な金融緩和を続けており、これを上回った格好。ただ、日銀は資源高に伴う現在の物価上昇は持続性に乏しいとみており、引き続き大規模緩和を続ける姿勢を示している。

 生鮮食品を含む全体の総合指数は2・5%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は0・8%上昇だった。

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