国の新型コロナウイルスの持続化給付金が詐取された事件で、警視庁に詐欺容疑で指名手配された職業不詳谷口光弘容疑者(47)が逃亡先のインドネシアで身柄を確保されたことが8日、同庁捜査2課への取材で分かった。
同課によると、谷口容疑者をリーダーとする給付金詐欺グループは2020年5~9月、個人事業主などを装って約1780件を虚偽申請し、9億6000万円超の詐取に関与した疑いが持たれている。
同課は5月、受給要件を満たしていないのにオンラインで給付金を申請し、計300万円をだまし取ったとして谷口容疑者の元妻梨恵容疑者(45)=津市=と、長男大祈容疑者(22)=三重県川越町=ら息子2人の計3人を逮捕した。 20年8月ごろ持続化給付金の事務局から警視庁に相談があり、谷口容疑者らの関与が浮上した。














