井上尚、全階級通じ世界1位に―ボクシング

井上尚、全階級通じ世界1位に―ボクシング
3団体統一王座の井上尚弥=7日、さいたまスパーアリーナ

 ボクシングの米老舗専門誌リングは10日、全階級を通じた世界ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新順位を発表し、バンタム級で世界主要3団体の王座を統一した井上尚弥(大橋)が前回の3位から、日本選手では初めてとなる1位に浮上した。井上尚は自身のツイッターを更新し、「日本人がこれまで誰もたどり着けなかった場所まで来た」と記した。

 世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)統一王者だった井上尚は、7日に世界ボクシング評議会(WBC)王者のノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで下した。

 PFPは記者や編集者から選ばれたパネリストの投票で決まり、試合結果やパフォーマンスのほか、対戦相手の質も含めた実績も評価の対象となる。ダグ・フィッシャー編集長は取材に対し、「井上に投票した。世界3階級制覇を果たし、世界ランク上位の選手にも勝ってきた。才能、運動能力、技術も兼ね備えた特別かつ、まれな存在。ドネア戦は素晴らしかった」と述べた。

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