大阪改革を全国に 松井一郎・日本維新の会代表

大阪改革を全国に
松井一郎・日本維新の会代表
街頭演説で聴衆に手を振る日本維新の会の松井一郎代表6月22日、大阪市中央区

 「われわれは大阪で政治家の身分を変え、本気で行政改革をやってきた。これを全国に広げたい。野党第1党の力を与えてください」。来春での政治家引退を明言し、代表として迎える最後の国政選挙。一貫して訴えてきたのは「大阪改革」の実績だ。

 カリスマと呼ばれた橋下徹元大阪市長の後を継ぎ、2015年以来、首長との二足のわらじで党を率いてきた。橋下氏と比べ「発信力不足」を指摘され、党勢が低迷した時期もあった。

 今や、大阪では強固な岩盤支持層を持つ「維新王国」を築いた。21年の衆院選では、府内で候補を立てた全ての小選挙区で勝利。党幹部らは「松井氏こそが維新の屋台骨」として、厚い信頼を寄せる。

 維新が目指すのは、関西以外でも支持を拡大する「全国政党化」。大阪府知事を務める吉村洋文副代表という「次期看板」も育て上げた。常々、「選挙に魔法のつえなし。地道な活動をするのみ」と語る。野党第1党の目標に向けて、「身を切る改革」を旗印に、「地道な活動」を続ける。

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