自公党首、結束確認へ 麻生、茂木氏の留任有力

自公党首、結束確認へ
麻生、茂木氏の留任有力
 自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)=11日午前、東京・永田町の同党本部

 岸田文雄首相(自民党総裁)は11日午後、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談する。参院選で与党が過半数を獲得したことを受け、物価高や新型コロナウイルスの感染者急増などの課題に結束して対応する方針を確認する見通しだ。自民党役員人事では、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長の留任が有力となっている。

 首相は自民党本部で臨時役員会に出席し、銃撃で亡くなった安倍晋三元首相に改めて黙とう。大勝した参院選について「最悪の形で忘れることのできない選挙となった」と語った。その上で、安倍氏の宿願だった憲法改正などに触れ一致団結を呼び掛けた。

 松野博一官房長官は記者会見で、安倍氏の急逝が政権に与える影響について「控えたい。コロナ対応、物価高騰などの諸課題にしっかり対応したい」と語った。

 党本部4階の幹事長室前には安倍氏の遺影と記帳台が設置され、麻生氏ら幹部が一礼したり、手を合わせたりした。  首相は党首会談後、党本部で会見に臨む。内閣改造・党役員人事や改憲などについて見解を明らかにする。

 参院議長には自民党の尾辻秀久元参院副議長らが取り沙汰されている。

 一方、改選議席を下回って敗北した立憲民主党の泉健太代表は同日午前、連合の芳野友子会長と東京都内で会談。この後、記者団の取材に応じる。

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