反戦の元TVスタッフ拘束 ウクライナ侵攻再び批判―ロシア

反戦の元TVスタッフ拘束
ウクライナ侵攻再び批判―ロシア

 【パリ時事】今年3月、ロシアの政府系テレビの生放送中に「戦争反対」のメッセージを掲げ、ロシア当局に一時拘束された元スタッフのマリーナ・オフシャンニコワさんが17日、モスクワ市内で再び当局に拘束された。オフシャンニコワさんの弁護士らが明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を再度批判したためという。

 通信アプリ「テレグラム」のオフシャンニコワさんのアカウントに、2人の警官に連行される様子の写真が3枚投稿された。関係者は「彼女の所在に関する情報はない」と説明している。オフシャンニコワさんは15日、クレムリン(大統領府)を背景に、プーチン大統領を「殺人者」と非難する紙を掲げた自身の写真をテレグラムに投稿していた。

 オフシャンニコワさんは3月の抗議行動後、フランスのマクロン大統領からの亡命受け入れの申し出を「私は愛国者だ」と辞退。AFP通信によると、ドイツ紙ウェルトで短期間働くなど海外で一時過ごした後、今月初めにロシアに帰国する意向を表明していた。

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