2030年冬季五輪・パラリンピック招致を目指す札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)が設立したプロモーション委員会は27日、会場予定地の大倉山ジャンプ競技場(札幌市中央区)を視察した。岩田圭剛会長ら委員9人が参加し、隣接する札幌オリンピックミュージアムなども見学した。
大倉山ジャンプ競技場は1972年札幌五輪の会場で、現在もラージヒルの国際大会などに活用されている。市は五輪に向け、市内の宮の森ジャンプ競技場にあるノーマルヒルのジャンプ台も大倉山に集約する計画。委員を務める98年長野五輪ノルディックスキー・ジャンプ団体金メダリストの原田雅彦氏は「幅広いトレーニングができ、選手強化がうまくいく」と期待を寄せた。
秋元克広札幌市長は視察後に取材に応じ、「機運醸成に向け、施設がどう使われているのかも伝えていきたい」と述べた。














