経済産業省は24日、来年夏以降に新たに原発7基の再稼働を目指す方針を固めた。すでに再稼働が認められている10基と合わせて計17基を稼働できる態勢とし、電力需給の逼迫(ひっぱく)を解消したい考えだ。
同日午後に開催する「GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議」(議長・岸田文雄首相)で議論する。追加で稼働を目指すのは、東京電力の柏崎刈羽原発6、7号機と、東北電力の女川原発2号機、関西電力の高浜原発1、2号機、中国電力の島根原発2号機、日本原子力発電の東海第2原発。このうち、女川2号機と高浜1、2号機、島根2号機は地元同意を得ているため、安全対策工事の早期完了を目指す。
柏崎刈羽6、7号機と東海第2については、国が前面に立ち、地元同意を得られるよう取り組む考えだ。














