KDDIは25日、24日夜の通信障害について、東京都など16都道県の東日本エリアで延べ最大8万3000人に影響があったと発表した。音声サービスが一時利用しづらい状況となり、緊急通報も使えなくなるなどした。データ通信に影響はなかった。
通信障害は24日午後9時13分ごろ発生し、45分後の同58分に復旧した。KDDIが提供する「au」や格安ブランド「UQモバイル」、「povo(ポヴォ)」のほか、KDDIの回線を利用する格安スマートフォン会社の音声通話などに影響が出た。障害は音声の信号を受け取る機器の故障が原因で、機器を切り離したことで回復した。
KDDIは今後、故障の詳細などを早急に分析するとしている。総務省は、障害を起こした原因などについて11月までに報告を求める方針。同省の担当者は「携帯電話は重要なインフラサービス。原因を特定した上で同様のことが起きないようにしてほしい」と求めた。
KDDIは7月上旬にも大規模な通信障害を起こし、約時間にわたって延べ3091万人以上が音声通話やデータ通信が利用しづらい状況となった。














