警察庁長官が辞意表明 「人心一新」事実上の引責 奈良県警本部長も・安倍氏銃撃

警察庁長官が辞意表明
「人心一新」事実上の引責
奈良県警本部長も・安倍氏銃撃

 警察庁の中村格長官(59)は25日、安倍晋三元首相銃撃事件の警護検証報告書に関する記者会見で、国家公安委員会に辞職を願い出たことを明らかにした。事実上の引責辞任となる。今後の閣議で承認される見通し。

 中村長官は「新たな体制で、新たな警護要則に基づく警護を着実に実施できるよう人心の一新を図る」と述べた。後任には、露木康浩次長(59)の昇任が有力とみられる。

 警察庁によると、奈良県警の鬼塚友章本部長(50)も辞職の意思を示した。国家公安委員会は25日付で同本部長を減給3カ月の懲戒処分とした。

 中村長官は1986年に警察庁入り。刑事部門が長く、警視庁刑事部長などを歴任した。民主党政権時代を含む2009年9月から15年3月まで官房長官秘書官を務め、当時の菅義偉氏らを支えた。

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