円安、東京も140円台 98年以来の安値更新―外為市場

円安、東京も140円台
98年以来の安値更新―外為市場
東京外国為替市場の円相場=2日午前、東京都港区の外為どっとコム

 2日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=140円台まで下落した海外市場の流れを受け、140円近辺の円安水準で推移した。朝方には一時140円27銭前後まで急落、1998年8月以来24年ぶりの安値を更新した。午前9時現在は140円07~08銭と前日比80銭の円安・ドル高。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長ら高官が相次ぎ金融引き締めに積極的な姿勢を表明する中、東京市場でも米国の利上げが長期化するとの見方が優勢。日銀が大規模金融緩和を続ける日本との金利差拡大を意識して、円売り・ドル買いの動きが強まった。

 市場では「金利差や米経済の強さを見る限り、円安はまだまだ続く。145円が意識されてくる」(FX会社)との声が聞かれた。ただ、「10月以降はFRBの利上げペースが鈍化する可能性もあり、10月あたりが円安のピークではないか」(国内証券)との見方も出ていた。

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