天皇陛下、国王レセプションに 安置所で女王にお別れ

天皇陛下、国王レセプションに
安置所で女王にお別れ
 バッキンガム宮殿で開かれたレセプションで英国のチャールズ国王と言葉を交わされる天皇陛下=18日午後、ロンドン(英外務省提供・時事)

 【ロンドン時事】エリザベス女王の国葬に参列するため訪英中の天皇陛下は18日夕(日本時間19日未明)、ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれたチャールズ国王主催のレセプションに出席された。女王には安置所でお別れをした。

 ダークスーツ姿の天皇陛下は18日午後5時ごろ、ロンドン中心部にある滞在先のホテルを車で出発。同行した側近によると、レセプションは午後6時すぎから1時間超開かれ、悲しみの中でも和やかな雰囲気だったという。陛下はチャールズ国王夫妻に対し、陛下と皇后さま、上皇ご夫妻からの弔意を伝えた。

 女王の長女アン王女やオランダのウィレム・アレクサンダー国王夫妻、韓国の尹錫悦大統領やマクロン仏大統領らとも会い、台風14号による被害に対し、お見舞いの言葉も受けたという。

 午後8時40分ごろには、女王のひつぎが安置されているウェストミンスターホールを訪れ、女王にお別れをした。陛下は「女王からいただいた温かい心に感謝の気持ちを込め、お別れのごあいさつを静かにさせていただいた」と話していたという。

 皇后さまは国葬に向けて体調を整えるため、ホテルで過ごした。

 両陛下は19日午前11時(日本時間同午後7時)からウェストミンスター寺院で営まれる国葬に参列する。

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