米軍、未確認飛行物体を撃墜 五大湖上空―過去2週間で4件目

米軍、未確認飛行物体を撃墜
五大湖上空―過去2週間で4件目
 米軍のステルス戦闘機F22=2022年12月、韓国西部・群山(同国国防省提供)(AFP時事)

 【ワシントン時事】米メディアによると、米軍は12日、五大湖の一つで米国とカナダにまたがるヒューロン湖の上空で未確認の「飛行物体」を撃墜した。これに先立ち、連邦航空局(FAA)は隣接するミシガン湖上空で民間機の飛行を規制していた。米軍による飛行物体の撃墜は過去2週間で4件目。

 飛行物体の高度や大きさなどは明らかになっていない。米軍は4日、南部サウスカロライナ州沖で、ステルス戦闘機F22によって中国の偵察気球を撃墜。その後10日にアラスカ州で11日にカナダでそれぞれ飛行物体を撃墜している。 

 民主党上院トップのシューマー院内総務は12日放送の米ABCテレビのインタビューで、10、11両日に撃墜した二つの飛行物体について「(米軍と情報当局は)気球と考えている」と語った。どこの国に属するかなどの詳細には触れていない。

 シューマー氏はこの中で、二つの物体は中国の偵察気球と比較して「かなり小さい」と指摘。その上で、「民間機と同じ高度を飛んでいたため、異なる脅威をもたらした」と述べていた。

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