真夏のキャンプ、火災に注意 ガスボンベ破裂事故も―NITE

真夏のキャンプ、火災に注意
ガスボンベ破裂事故も―NITE
 大きな鍋を使用し、ブロックで囲うなど誤った使い方をしたカートリッジガスこんろ(製品評価技術基盤機構提供)

 キャンプやバーベキューなど、屋外で調理する機会が増える夏休み。携帯型のガスこんろや冷却スプレーなどは、使い方を誤れば思わぬ火災につながる恐れがあるとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起している。

 屋外での調理に便利なカートリッジガスこんろは、器具を覆う大きな鍋や鉄板を載せて熱すると、「ボンベの破裂につながる危険がある」とNITEの担当者は話す。

 鉄板などからの放射熱でボンベが過度に熱せられるため、プラスチック製の部品が溶けてガス漏れを起こすほか、ボンベの内圧が上昇し破裂する可能性があるという。

 こんろやたき火など熱源の近くにガスボンベを置いたり、消毒用アルコールや可燃性ガスを含む冷却スプレーを使ったりすることも引火を招く原因になり得る。

 特にガスボンベは、暑い車内や炎天下のアスファルトに放置しただけでも破裂することがあるといい、担当者は「使っていないボンベは、クーラーボックスなどの冷暗所で保管して」と呼び掛けている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る