訪日客に日本文化伝える 「空くうはん」 新千歳空港

訪日客に日本文化伝える 「空くうはん」 新千歳空港
日本の縁日を意識したコーナー

 新千歳空港の国際線ターミナルビル制限エリア内で4年半ぶりの新規出店。TOPPAN(とっぱん)ホールディングスのグループで、空港での物販店運営を目的に設立したトッパンクーハン(東京)が、初の物販店舗「空くうはん」を3月8日にオープンした。

 インバウンド(訪日客)をターゲットに、日本文化の素晴らしさが伝わる全国各地の商品約2500点を集めた。10万円の日本人形をはじめ、彫金絵皿や江戸切子(きりこ)、ちりめん、南部鉄器などがずらりと並び、アジア圏の外国人がひっきりなしに訪れる。

 「縁日ストリート」は天井にちょうちんをつるすなど、文字通り縁日を意識した飾り付け。クレーンゲーム機(UFOキャッチャー)のコーナーも開設し、スーパーマリオやポケットモンスターなど、アニメやゲームのキャラクター商品も充実。外国人に人気のサブカルチャーとも融合させている。

 また、「利き酒ブース」では日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキーなど30種類を用意し、日本酒は1合程度から有料で試飲できる。リストアップやフェイスマッサージなど、サロンでしか販売していないような美顔、美容機器を並べたコーナーも。同社は「日本を象徴するような商品を充実させたい」としている。

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 無休。同ビル4階。営業時間は国際線運航予定に準ずる。店舗面積は491平方メートル。

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