苫小牧市は18日から、災害情報などを伝える防災行政無線屋外スピーカーの新設および改修工事を始めた。西部地区に設置されている25基の改修を含め、12月上旬までに市内158カ所で設置工事を行う。現在のアナログ無線電波が2022年度にデジタル化することから、21年度中の運用を目指す。
18日はウトナイ小学校や植苗小中学校などで市職員立ち合いの下、業者ら約20人が支柱を立てるための基礎工事を行った。ウトナイ小の敷地内では大型クレーン車に装着したドリルで掘削し、鉄柱を設置する準備を進めた。
スピーカーは地上15メートルの高さに設置し、1基当たり半径約700メートルの範囲まで音が届くようにする。市内外の10社が3班体制で工事に当たり、1班につき約50カ所を担当する。西部地区の25基はアナログ仕様だが、スピーカーなどを交換してデジタル対応にする。
防災行政無線の屋外スピーカー増設や災害情報伝達については、市長と住民が懇談するまちかどミーティングなどで市民から強化を求める声が挙がっていた。18年9月の胆振東部地震で、さらに要望が高まったことから、市は19年度にデジタル対応の屋外スピーカーを市内全域に設置することを決めた。総工費は約14億円。
市危機管理室の担当者は「より聞こえやすい防災無線の整備を通して市民の安心と安全につなげたい」と話した。
















