苫小牧市内在住の学習塾経営畠山俊彦さん(45)が、地域のごみ拾いをしながら環境汚染問題を呼び掛ける「C.O.P~クリーンオーシャンプロジェクト」を進めている。SNS(インターネット交流サイト)で活動の輪を全国に広げるとともに、市民を集めた海岸清掃にも力を入れる。「想像以上にごみがまちにあふれている」とし、共に活動する仲間を増やしたい考えだ。
畠山さんは国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に関心があり、調べを進める中で海洋汚染の大きな要因とされるプラスチックごみに着目。市内の実態を調べようと7月中旬、西町下水処理センター(元町)裏の海岸を訪れたところ、大量のごみが散乱していたという。
そのまま拾い集めたが、すぐにごみ袋が足りなくなり、後日、参加者を募って市内の海岸を清掃する「浜辺クリーン大作戦!」を実施。呼び掛けに応じた親子など12人が約1時間活動し、10袋分の空きペットボトルや空き缶、発泡スチロールなどを拾った。
その後、市中のごみも「雨水や風などで運ばれ、いずれは海に集まってしまう」と危機感を抱き、同月24日にSNS上でプロジェクトを立ち上げ。自身の思いや市内外で行われている環境保全活動などの発信を始めた。
さらに、この活動を全国に広げようと、拾ったごみの写真を集めてモザイクアートを制作する企画も発案した。自宅の玄関前や通学路、買い物途中など生活の中にあるごみを拾って撮影し、画像をSNSを通じて投稿してもらう仕組みで、12月末までに1万枚を集める計画だ。
SNS上での発信を続けながら、今月8日も西町下水処理センター裏の海岸で「浜辺クリーン作戦」を実施。この日は畠山さんの活動に賛同する三橋直仁さん(42)=ときわ町=も3人の子どもと参加し、「きれいになると気持ちがいい」と笑顔で語った。
畠山さんは海岸のごみが魚を汚染し、ひいては人間の食生活にも影響が及ぶと指摘。「なかなかきれいにはならないが、同じ思いを持つ仲間と協力し、今できることを地道に続けることに意味があると信じている」と力を込める。
「浜辺クリーン作戦」は毎月第2、第4土曜日に実施しており、次回は22日午前9時から同センター裏で行う予定。参加希望者は直接現地へ。
問い合わせは、フェイスブックの同プロジェクトページ(QRコード)からアクセスする。



















