重点戦略達成へ着々 交通政策総合指針を自己評価 新型コロナの影響懸念 道運輸交通審議会

重点戦略達成へ着々 交通政策総合指針を自己評価 新型コロナの影響懸念 道運輸交通審議会
重点戦略の自己評価結果をまとめた運輸交通審議会=18日午後、京王プラザホテル札幌

 鈴木直道知事の諮問機関、北海道運輸交通審議会(会長・吉見宏北大大学院教授)は18日、札幌市内で会合を開き、「北海道交通政策総合指針」(2018~30年度)の重点戦略(18~20年度)の現時点(今年6月末)での自己評価結果をまとめた。重点戦略の達成に向けた136の取り組みの進捗(しんちょく)状況は、9割以上が「順調」「おおむね順調」と評価。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、方策の中に設定した49の成果指標の「達成」は7割強にとどまっている。

 道では08年12月に「北海道交通ネットワーク総合ビジョン」を策定して交通政策を進めてきたが、北海道新幹線の開業やインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加、JR北海道の事業範囲の見直しなどで交通環境が激変。このため、18年3月に新たに「北海道交通政策総合指針」を策定。20年度までに集中的に展開する施策として▽インバウンド加速化戦略▽国際物流拡大戦略▽シームレス(切れ目のない)交通戦略▽地域を支える人・モノ輸送戦略▽災害に強い交通戦略―の五つの重点戦略を柱に据え、交通政策を進めている。

 重点戦略達成に向けて進める136の取り組みでは、「順調」が63・2%で、「おおむね順調」(32・4%)を合わせ9割以上に。「やや遅れ」が4・4%だった。また、重点戦略に示される42の方策の中に設定した49の成果指標の実績値に基づく達成状況については、「達成」は73・4%。事務局を務める道は「今年2月以降の新型コロナウイルス感染症で、大きな影響が出てくることが予想される」と警鐘を鳴らした。

 審議会では、感染拡大に関する対応状況も意見交換。北海道バス協会は、今年3~7月の運送収入への影響を報告。前年同期比で、乗り合いバスは42・2%減、貸し切りバスは84・6%減となり、「激減しており、業界は青息吐息」と窮状を訴えた。

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