鈴木直道知事は21日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の道内の「第3波」に備えた医療提供体制について「推計入院患者数に応じて3段階のフェーズ(局面)を設定し、病床数を確保する」と発表した。現在は約700床を確保しているが、「最大で1767床を確保できる見込みとなった」と明らかにした。
▽フェーズ1は散発事例の患者発生時に速やかに対応できる病床数(628床。うち重症者向け97床)▽フェーズ2は比較的大規模なクラスター発生時、地域での感染が拡大したときに受け入れ可能な病床数(980床。うち重症者向け121床)▽フェーズ3は地域全体へのまん延など、ピーク時に地域で最大限受け入れ可能な病床数(1767床。うち重症者向け182床)―を設定した。
知事は道内の感染状況について「感染が広がる他の都府県に比べると一定程度抑えられている」との認識を示し、「感染が落ち着いている状況で一般の医療を十分に確保していく姿勢も必要」と強調。感染拡大のピーク時にも「しっかりと医療提供をできるよう備えることが重要であり、関係者の尽力で現時点で1767床を確保できる見込みになった」と述べた。
また、軽症者向けの宿泊療養施設は、これまでに札幌市内に▽東横INN札幌すすきの南(120室)▽リッチモンドホテル(140室)▽アパホテル&リゾート(670室)―を確保。ただ、東横INNは6月末で契約が終了しており、リッチモンドも今月末で終了する。知事は「アパホテルの670室に加え、新たに最大500室の確保を予定している」と発表し「病床の利用状況や疫学調査結果を含め総合的に勘案して、運用開始時期を決定したい」との姿勢を示した。
















