トップ選手の胸借りる―中学女子バレー・苫小牧VCがイベント参加

トップ選手の胸借りる―中学女子バレー・苫小牧VCがイベント参加
イベントを企画した越川(後列中央)らと試合した苫小牧VCメンバー(提供)

 苫小牧や札幌の中学生女子バレーボール選手で結成した苫小牧VCがこのほど、旭川市の旭川大雪アリーナで開かれた「YuMe~夢~バレーフェスタ2020」に参加した。元日本男子代表で今月Vリーグ2部のヴォレアス北海道に入団した越川優が、新型コロナウイルスによって試合機会を失った中学生の思い出づくりにと企画。同氏やVリーグ経験者との試合などを繰り広げた選手たちは「いい経験になった」と口をそろえて喜んだ。

 越川が代表を務める「YOU+YU Project」が全国展開しているイベント。北海道ブロックには男女7チームが集まった。苫小牧VCは啓明、ウトナイ、札幌大谷の中学生女子7人でチームをつくり女子の部に参加。旭川選抜と試合しフルセットの末2―1で勝利したほか、越川やVリーガーOB、OGで編成されたドリームチームに胸を借りた。

 第2セットを奪うなど1―2と大健闘。「生き生きとプレーしてくれた」と苫小牧VCの川口智将監督(啓明教諭)は目を細める。唯一の2年生としてプレーした菊池愛來(啓明)は「普段できない選手と試合ができて楽しかった」と笑顔を見せた。

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