苫小牧市勇払地区の開拓に従事し、地域発展の礎を築いた人たちの冥福を祈る開拓先駆者慰霊祭が20日、勇払開拓史跡公園で行われた。勇払地区の住民をはじめ地元関係者や教育関係者ら約30人が参列し、過酷な自然の中で尽力した先人に思いをはせた。
同慰霊祭は1800(寛政12)年に蝦夷地(北海道)の防衛と開拓のため武州八王子(現八王子市)から勇払原野に入植したものの、北国の厳しい気候の中、亡くなった八王子千人同心や勇払会所役人らを供養するため、勇払自治会、勇払商工振興会が共催して毎年行っている。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取って例年よりも椅子の間隔を広くし、マスク着用とアルコール消毒を求めるなどの対策を実施。市内勇払の浄生寺の住職の読経に合わせて参列者が一人ずつ焼香し、先駆者に手を合わせた。
岩倉市長は「歴史の事実を胸に刻み、次世代に伝えていかなければならない。勇払地区の人々には今後も勇払をお守りいただきたい」とあいさつした。勇払自治会の萬誠会長は「勇払は苫小牧発祥の地。先人たちに敬意を表したい」と話した。
















