白老町石山の白老地区交通安全延命地蔵尊で24日、例大祭が開かれ、関係者が交通事故犠牲者の冥福を祈りながら事故撲滅への決意を新たにした。
地蔵尊は旧国道36号で相次いだ死亡事故を受けて、1965年に白老自動車運転者協会が建立。その後、交通安全協会などの関係者を中心とした地蔵尊保存会が毎年、輪禍の犠牲者を供養する例大祭を開いている。
56回目を迎えた今回、新型コロナウイルス対策で規模を縮小して開催し、保存会メンバーら10人が参加。事故で命を落とした人たちの安らかな眠りと事故撲滅を誓って焼香し、地蔵尊に手を合わせた。
仏事の後、保存会の山本浩平会長があいさつに立ち、「啓発運動の取り組みで白老でも交通事故が減少しているが、貴い命を守るため引き続き事故防止の活動に努めていこう」と述べた。

















