新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く新千歳空港の国際線は、5カ月連続で旅客数がゼロとなっている。同線の全便運休が理由だが、感染収束への道筋は不透明で運航再開のめどは立っていない。異例の状況に、今月上旬には韓国の格安航空会社(LCC)が同空港内の支店を閉鎖。土産物店も売り上げ減の長期化に頭を抱える。
日本政府は3月上旬、感染が拡大していた中国本土や韓国路線の到着先を成田空港と関西空港に限定。日本を含む各国の海外渡航制限もあり、新千歳では同月26日に米ハワイアン航空がホノルル便を運航したのを最後に国際線19路線すべてが運休となっている。
コロナ禍を受けて今月6日には、新千歳―釜山、大邱線を運航していた韓国のLCC、エアプサンが新千歳空港内の札幌支店を閉鎖。担当者は「旅客需要減を受けた一時的な閉鎖だが、再開時期は未定」と語る。
国際線ターミナルビル内は閑散とした状態が続き、休業する店舗も。土産物店従業員は「(国際線全休が)ここまで長引くとは思わなかった。売り上げ改善を見込めず、先が見えない。お手上げ状態」とため息を漏らす。
空港ビルを管理、運営する北海道エアポート(千歳市)は6月下旬から臨時国際貨物便を対象に着陸料や保安料、停留料を免除する措置を実施。道産品の輸出促進による経済活性化のほか、新千歳と海外を結ぶ国際航空路線の維持が目的で当初は6、7月の予定だったが、期間を9月末まで延長した。
同社によると、9月も新千歳で国際線の運航はない見通し。広報担当者は「国内線から徐々に回復していくことを期待しているが7月以降、感染者数が増加しており、国際線については長期的な影響が懸念される」と話した。
















