心を癒やすピアノの音色 ピアニスト森永氏 安平でミニ演奏会

心を癒やすピアノの音色 ピアニスト森永氏 安平でミニ演奏会
音楽を通じて聴衆に癒やしを届けた演奏会

 有志団体「ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴く会」に向けた旭川市出身のピアニスト、森永治之介さんによるミニ演奏会が8月29日、安平町の遠浅コミュニティセンターで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が制限されている中、町民らに音楽を通じて癒やしの空間を届けた。

 今年度予定していた「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会」の第7、8回公演が新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送りになったことを受けて、演奏を担当する森永氏が企画。22日と合わせて2回に分けて行った。入場人数を制限し、会場内のソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、検温、手指消毒などの措置を取った。

 森永氏は4大ソナタリサイタルとして「月光」「テンペスト」「悲愴」「熱情」を演奏したほか、アンコールで「エリーゼのために」を披露。聴衆は美しい音色に身を委ねるように安らぎの時を過ごし、演奏後には惜しみない拍手を送った。

 今回の演奏会には、両日合わせて100人を超える聴衆が足を運んだ。同会の實吉智子会長は「4大ソナタを楽しみにしていた会員が多かった。コロナの問題がクリアできた時には、7回目以降の公演を考えていく」と話していた。

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