千歳市支笏湖でのヒメマス釣りが最終日を迎えた8月31日、密漁を想定した対策訓練が支笏湖地域で行われた。密漁者のボートを監視船が視認して追尾し、ボート置き場に追い込み、逃げようとする密漁者の身柄を警察官が確保するまでの過程を訓練した。
支笏湖漁協や千歳市、環境省、警察などが加わる千歳市支笏湖釣魚対策協議会が主催。支笏湖でのヒメマス釣りは、北海道内水面漁業調整規則や支笏湖漁協の共同漁業権に基づく遊漁規則で、毎年6~8月の3カ月間に湖上の三つの区域で解禁されている。
近年の訓練は、昨年に続き2回目。昨年は陸上で実施したが、今回は水上でボートを追い詰める訓練内容とした。同協議会の関係者ら16人が参加した。
訓練は、解禁期間を過ぎた湖上でヒメマス釣りをしている人がいると、地元関係者から通報があったと想定。協議会の関係者が2隻のボートでサイレンを鳴らしながら密漁者役のボートを追い掛けた。モラップのボート乗り場に追い詰め、密漁者役がヒメマスの入った発泡スチロール容器を手に上陸したところを警察官が身柄を確保した。
昨年は9月に入り、1件の密漁事案が確認されている。支笏湖漁協の佐藤晴一事務局長は「この訓練を行うことで抑止効果があればいい。来年は解禁前にも訓練できれば」と話していた。
















