「ぬれぎぬ」稽古に熱 演劇 集団「群’73」12、13日に上演

「ぬれぎぬ」稽古に熱 演劇 集団「群’73」12、13日に上演
ポスターを手に来場を呼び掛ける出演者たち

 苫小牧市の演劇集団「群’73」(須藤夏菜子代表)は12、13両日、苫小牧市文化交流センターで「ぬれぎぬ」を上演する。現代人の悩みをテーマとした会話劇で、26~47歳の劇団員7人が同センターや市内浜町の稽古場などで練習に励んでいる。

 演目は、東京都で劇団アマヤドリを主宰する広田淳一さん(42)が2014年に手掛けた作品。ストーカー殺人の加害者と被害者遺族、加害者の更生を支援するソーシャルワーカーらが登場し、個人の悪と向き合う内容。

 群の演出担当、永井孝佳さん(46)は、本公演を同年に都内で鑑賞しており「新しいチームになった劇団の新たな可能性を引き出せるのでは」と会話劇で進行する本作を演目に選んだ。

 本番に向けて、劇団員らはこのほど、市文化交流センターを下見し、抜き稽古のほか、舞台セットや照明の位置確認をした。舞台でのチェックはこの時だけで、以後、本番までの稽古は浜町の稽古場や個々で行うという。

 公演は12日午後5時半からと13日同2時から。チケットは1500円で高校生以下のみ当日500円。市文化会館、市民会館、市文化交流センターで扱う。

 同劇団は1973年11月、市内三つの劇団が合併して発足し、不定期で行う公演は、その都度、出演者やスタッフを募集している。昨年は鳥嶋清嗣郎さん(80)の病気による勇退をきっかけに新体制に移行し、8月に新体制初の自主公演を終えた。今年は新型コロナウイルスの感染が拡大。舞台の予定をキャンセルし、稽古もできず、苦境に立たされていた。

 須藤代表(32)は「苦悩は尽きないが、応援してくれている人や芝居を見たいという人の思いが活動を続ける上で背中を押してくれた」とし、「アフターコロナを見据え、感染症対策を整えた上での上演を決めた」と前を向く。

 公演会場では、保健所など公的機関への情報提供のため、チケットの半券に氏名や連絡先、情報提供への同意についての記入を求める。来場前の検温と上演前後の換気を徹底し、手指の消毒とマスク着用への協力をお願いする。また、感染が拡大した場合は上演を見合わせる。

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