むかわ町出身の洋画家、故加藤一彩さんがアイヌ民族を題材に描いた絵画の展示会が12、13の両日、同町道の駅「四季の館」で開かれる。
同町出身の加藤さんは、北大第二師範学校(現道教育大函館校)を卒業後、鵡川高校をはじめ、道内で教員を務める傍ら、国内外の美術展などに出品。独自の芸術世界を描いた作風が高く評価されており、数々の賞に輝き国際サロンの会員となるなど世界的名声を博した。
展示会は、町教育委員会が白老町の「民族共生象徴空間」(ウポポイ)・国立アイヌ民族博物館の開業に合わせ、アイヌ文化に関心を持ってもらう機運になればと企画した。ムックリを使う演奏や儀式で祈りをささげる姿などアイヌ民族に関する22点を展示する。開館時間は午前9時から午後4時(13日は同3時まで)で、入場は無料。
期間中は新型コロナウイルス感染症防止のため、来場者に記録簿を記入してもらうほか、館内では手指消毒液の設置、窓を開放して換気などを徹底する。来場者が40人以上となった場合は入室者の調整を行うこともある。
問い合わせは、町教委生涯学習課社会教育グループ 電話0145(42)2487。

















