苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(澤正彦所長)が、社員食堂で健康的な食事や食環境を提供しているとして、日本栄養改善学会などによる「スマートミール」認証を取得した。「事業所給食」の部門では道内3例目の取得。同製油所は「石油元売りでは全国初の認証。製油所で働く人たちの健康の意識付けになれば」と喜んでいる。
同認証は2018年度に始まった制度。日本肥満学会、日本糖尿病学会など13学会が健康的な食事を提供する店舗や事業所を審査し外食、中食、給食の3部門で認証している。
認証基準は厚生労働省が定める生活習慣病予防のための食事の目安、食事摂取基準(15年版)など。現在419事業者が取得し、事業所給食の部門ではこれまで道内でトヨタ自動車北海道(苫小牧)、カルビー北海道工場(千歳)が取得している。
同製油所の社員食堂は、魚国総本社(大阪)に運営を委託。19年1月から健康的なメニューを提供している。
定食メニューの一つでご飯の盛りを減らす一方、野菜を増やして食べ応えを演出。塩分を控えて雑穀米をまぜるなど工夫し、1食当たりのエネルギー量を630キロカロリーに抑えた。同メニューは定食3種類のうちの一つだが、1日約240食、従業員の約4割が選ぶ人気メニューとなった。
同製油所は「従業員の健康があって経営が成り立つ」(同製油所)という観点から、▽食の見直し▽運動増進▽たばこをやめる「卒煙」―などを呼び掛けるスマートライフキャンペーンを展開中。保健師で、人事課の犬飼綾乃さんは「製油所の食事が認められてうれしい。食堂メニューをきっかけに10キロ以上痩せた従業員もいる。認証を機にさらに従業員の健康意識を高めていきたい」と話している。
















