道有林内に所在する様似山道（様似町）と猿留山道（えりも町）の魅力発信のため、日高振興局森林室主催の「様似山道・猿留山道ＰＲパネル展」が浦河町の日高合同庁舎１階道民ホールで開かれている。１７日まで。

　様似山道と猿留山道は、江戸時代の１７９９年に幕府が北方警備のために開削した道内最古の官製道路で、２０１８年２月に国の史跡に認定された。１９年１０月には歴史的・文化的に由緒のある古道や交通関係道路の保存推進を目的とした「歴史の道百選」に選定されている。

　パネル展は、貴重な山道を多くの人に知ってもらい、魅力を発信するのが狙い。様似山道と猿留山道の写真や地図、解説などのパネル１１枚と山道ジオラマ、原田宿ジオラマ、様似町とえりも町の両山道のパンフレットなども用意している。展示初日の１日は、様似町の高橋美鈴学芸員とえりも町の高木大稔学芸員が、山道の見所や歴史などを丁寧に説明していた。　

　時間は、開庁日の午前８時４５分から午後５時半まで。入場無料。