シルバーリハビリ体操普及へ 人材育成の講習会スタート 住民主体の介護予防目指す 苫小牧市

シルバーリハビリ体操普及へ 人材育成の講習会スタート 住民主体の介護予防目指す 苫小牧市
今年初めて行われた養成講座でシルリハ体操を学ぶ受講者

 苫小牧市は今月から、「シルバーリハビリ(シルリハ)体操」の実践指導士を育成する講習会をスタートした。高齢者の介護予防などに効果がある同体操を指導する人材を育て、ふれあいサロンや老人クラブの会合などを通じて普及させるのが狙い。地域ごとに「シルリハサロン」を立ち上げてもらうことも目指しており、住民主体の活動として体力の維持向上や相互見守りにつなげたいとしている。

 シルリハ体操は茨城県立健康プラザ管理者の医師で、介護予防の第一人者である大田仁史さんが考案した。道具を使わずに関節の動きをほぐし、筋肉を伸ばすことで体の動作を楽にするといい、高齢者の介護予防や自立支援効果などが期待できる。市は今月から、市民活動センターで毎週水曜と金曜に講座を開催。介護予防の必要性や解剖運動学、サロンの運営などの座学と体操の実技講習を行っている。

 今月2日に行われた初回の講座は約20人が受講。道リハビリテーション専門職協会東胆振地区長の石川修一さんが講師を務め、「無理をしない範囲で行うことが大切」など運動のポイントをアドバイスしながら、体操時の基本姿勢や指導方法などを実技で説明した。講習は全10回で、修了者には「シルリハ体操指導士」の資格が与えられる。

 市は、この活動を支えようと、1年前に石川さんをはじめ、市社会福祉協議会や市地域包括支援センター連絡協議会の担当者などによるプロジェクトチームを発足。指導士を中心とした地域での取り組みを後方支援する考え。

 養成講座は来年度も継続する方針で、担当者は「市民が指導士となることでそれぞれが介護予防に向き合うことになる」と強調。共助の位置付けで住民主体のサロンづくりが市内各地に広がることを期待しており、「来年度は複数回の講習会開催を目指したい」としている。

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