職業人の思いに触れる  厚南中生徒が地場産業体験

職業人の思いに触れる  厚南中生徒が地場産業体験
牛と触れ合う厚南中の生徒たち

 厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)の1年生が9日、総合的な学習の一環として、町内の牧場やハスカップ農園で地場産業体験学習に臨んだ。9人の生徒が2グループに分かれて、地域を支える人や仕事に理解を深めた。

 実際に職場を見学し、体験することで厚真の良さを再確認するとともに、職業人の思いに触れて働くことの意義を考える取り組み。浜厚真の山田牧場と宇隆地区のハスカップファーム山口農園の2カ所に分かれて実施した。

 このうち山田牧場は男子生徒5人が参加し、農業者の指導を受けながら、牛舎の掃除を体験。牛乳を試飲したり、放牧している牛にじかに触れるなどして楽しみながら学習した。

 蹴揚葉月さん(13)は「地道な作業が多くて大変だと思うし、一人でやっている人もいることがすごい。頭の中で働くイメージが想像できた。牧場の仕事にも興味を持った」と話していた。

 今後は、仕事の現場で見聞きしたことなどを踏まえ、レポートを作成してまとめる予定だ。

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