苫小牧市は10日、市民会館(旭町)と周辺の公共施設を統合した複合施設・市民ホール(仮称)の整備事業を委ねる民間事業者の選定を2022年3月までに行う方針を示した。市にとっては初めてのPFI(民間資金活用による社会資本整備)導入事業となる予定。制度上必要な要求水準書を作成中で、素案を9月末に公表した上、10月中旬に意見交換会を開き、事業実現の可能性やニーズを改めて探る。
同日の市議会の安全・安心及び市民ホールに関する特別委員会(松尾省勝委員長)で報告した。
要求水準書はPFI制度における入札参加者に対し、施設管理者の意図を示し、民間の創意工夫の誘発を狙う最も重要な書類。市は9月末までに素案をまとめ、10月中旬に事業者や市内施設の利用団体などを対象に開く意見交換会などを踏まえ、21年6月には完成版を公表する予定だ。
この中には事業の目的や敷地および施設の概要条件、各部屋や外構の計画、事業期間、民間事業者の募集から選定までのスケジュール、参加資格条件などを明記。市が18年3月に策定した基本計画をベースにさまざまな意見交換を経て修正を重ね、完成させる。
現時点では民間事業者に施設の設計、建設から運営、維持管理業務まで一括して任せる想定。施設は25年12月に完成、26年3月からの運営開始を目指す。素案には市民会館は同4月以降に解体し、市民ホールと一体的に整備する民間施設の提案を募ることも、盛り込む。
事業者選定に向けた応募検討期間は21年6月から6カ月間。22年3月にも選定し、同6月の市議会定例会で契約の関連議案を提案したい考えだ。
















