安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選をめぐり、約3万8000人の党員・党友を対象に事実上の予備選挙となる「意向調査」を実施した党道連(会長・吉川貴盛衆院議員)は13日、札幌市内で開票作業を行った。開票結果は新総裁が決まる14日午後の両院議員総会まで非公表としたが、道連幹部への苫小牧民報社の取材で菅義偉官房長官が56・07%の得票率で最多になったことが判明。「総取り方式」を採用しているため、道連に配分された3票は全て菅氏に投票することが決まった。
党道連では、総裁選告示日の8日に党員・党友へ往復はがきを発送し、12日までに回収。13日は札幌市内のホテルで、開票作業を実施。道連の選挙管理委員長を務める八田盛茂幹事長が「緊張感を持って作業に当たってほしい」とあいさつした後、約30人のスタッフが作業を進めた。
開票作業終了後、非公開で道連の役員会を開催。意向調査の結果と、道議や各選挙区支部長、道連役員らのヒアリングも加味して、「総取り方式」で菅氏へ3票投票することを承認した。
役員会終了後、記者団の取材に応じた武部新会長代行は「役員会で特に異論はなかった。14日の本選の両院議員総会終了後に、党員・党友へ北海道の開票結果をしっかり報告したい」と述べた。
苫小牧民報社の取材で、党員・党友は3万8129人。うち2万899人が投票し、投票率は54・81%。菅官房長官が1万1678票(得票率56・07%)を獲得し最多。7634票(同36・65%)を得票した石破茂元幹事長を4000票余り引き離した。岸田文雄政調会長は1517票(同7・28%)で3位。無効票は70票だった。
一方、自民党の道内選出の国会議員13人の派閥は、細田派が5人、二階派が4人、麻生派が2人、竹下派と岸田派が各1人の構図。細田、二階、麻生、竹下派が支持する菅氏に12票、岸田氏に1票が投票される見通し。
今回の総裁選は国会議員票(394票)と、47都道府県連代表に各3票割り当てられた地方票(141票)の計535票で争われる。14日午後2時から東京都内で開かれる両院議員総会で投開票が行われ、新総裁を選出。16日に召集される臨時国会で新首相が誕生する。
















