「初回お試し」に要注意、苫小牧で通販トラブル増加

「初回お試し」に要注意、苫小牧で通販トラブル増加

 苫小牧市内でインターネット通販やテレビショッピングの利用による定期購入のトラブルが増加傾向にある。「初回お試し」のつもりが定期購入の申し込みになっていたという事案が多く、市消費者センターへの相談も相次いでいる。担当者は「契約内容をよく確認してほしい」と注意を呼び掛けている。

 同センターによると、よくある相談内容は「注文していないのに2回目の商品が届いた」「初回のみで解約できると思ったら断られた」など。同様の相談は2018年度に40件だったが、19年度は86件と倍増。今年度も4月から8月末までの5カ月間で、すでに50件の相談が寄せられている。

 担当者によると、通販サイトの利用者がホームページなどに大きく表示されている「初回無料」や、通常価格より安価な「初回お試し価格」の広告に引かれ、申し込むという人が大半。同ページ内に小さく定期購入が条件であることや、解約する場合「お試し価格」が適用されないことが記されているケースが多いという。

 訪問販売や電話勧誘の場合は契約してから一定期間、無条件で解約できるクーリング・オフ制度があるが、通信販売は特定商取引法上のクーリング・オフ規定がなく、ウェブサイト上に表示されている「返品の可否と返品可能な場合の条件(返品特約)」を確認する必要がある。

 同センターは「スマートフォンを利用する高齢者が増え、小さな文字まで目を通さなかったり、新型コロナウイルスによる自粛が続き、利用頻度が高まったりしたことも要因として考えられる」と分析。トラブルを回避するため、継続期間や支払総額などを確認するようアドバイスし「大きな表示の部分だけでなく、画面をスクロール(移動)して最後まで契約内容をよく読んでから購入してほしい」と話している。

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