調理法学び「簡単でおいしい」 苫漁協女性部 カスベのさばき方指導

調理法学び「簡単でおいしい」 苫漁協女性部 カスベのさばき方指導
カスベを調理するスタッフたち

 苫小牧漁業協同組合女性部(山口加津子部長)は12日、子ども食堂「寺子屋みんなの食堂」でカスベの調理方法を教えた。同漁協が今年度から取り組む「未利用魚」の無償提供事業の一環で、魚食の普及や食育などが狙い。同食堂の女性スタッフらが空揚げにし「簡単にできておいしい」と喜んだ。

 カスベは市内スーパーで主にぶつ切りをパック詰めにして売られているが、見た目がグロテスクで、なじみの薄い魚。約6キロを提供するに当たり、寺子屋スタッフが戸惑うことを想定して同女性部4人が出前講座を開いた。日新町内会館でスタッフや子どもたち約60人が参加する中、カスベのさばき方や料理方法などを丁寧に指導し、次々と一口大の空揚げをつくった。

 スタッフの増岡里美さん(44)は「カスベは調理が面倒くさそうで買ったことがなかった」と率直に話しつつ「簡単に調理できておいしい。さばき方も分かったので、これからは買いたい」と笑顔。渡辺陽斗君(8)は「柔らかい部分とこりこり固い部分があった。食べたことのない魚だったけどおいしい」と空揚げを頬張った。

 山口部長(70)は「カスベの軟骨は普通の魚の骨と違い、そのまま気にせず調理できるところが魅力」と強調。同漁協の赤澤一貴総務部長(38)は「魚は『調理の仕方が分からない』と敬遠する方も多いが、知ってもらえれば魅力が伝わる。今後も知るきっかけを提供できたら」と話していた。

 同漁協は市場に出しても値段が付かず、捨てられてきた「未利用魚」を有効活用しようと、7月から市内の子ども食堂に無償提供を始め、寺子屋は3カ所目。スナガレイ、カスベ、カジカを約800キロ冷凍保存し、食堂側が希望するたびに適量を搬出している。

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