北海道財務局は、7~9月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内全産業の景況判断指数(BSI)はマイナス6・8となり、新型コロナウイルスの影響で過去最低だった前期(4~6月期)に比べ40・7ポイント上昇した。ただ、上昇幅は過去最大となったが、7~9月期としては東日本大震災が発生した2011年以来、9年ぶりにマイナス水準になった。
BSIは、景況感が「上昇した」とみる企業の割合から、「下降した」とみる企業の割合を引いた値。8月15日を調査時点に、資本金1000万円以上の道内企業478社を対象に調査。426社から回答を得た(回答率89・1%)。
業種別では、製造業が前期比39・6ポイント上昇のマイナス17・2に。全10業種中、食料品、木材・木製品、化学工業、窯業・土石製品、金属製品、情報通信機械器具、輸送用機械器具、その他製造業の8業種で上昇。特に海外工場の生産が回復した輸送用機械器具は83・9ポイント増の12・5、公共事業が継続的に実施されている窯業・土石製品は117・1ポイント増の57・1となり、それぞれプラスに転じた。一方、鉄鋼業と電気機械器具の2業種は、前期からマイナス幅が拡大した。
非製造業は、前期比40・8ポイント上昇してマイナス3・9に。前期マイナスだった全17業種中、運輸・郵便業、リース業、宿泊・飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業の5業種がプラス水準まで回復した。特に「どうみん割」などの効果もあり、宿泊客が増えつつある宿泊・飲食サービス業は前期比164・3ポイント増の64・3となった。
企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比46・9ポイント上昇して5・1となり、プラスに転じた。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は44・1ポイント上昇して0・0に。中小企業(同1000万円以上1億円未満)は38・3ポイント上昇してマイナス13・7となり、「下降」超幅を縮小させた。
ただ、全産業の10~12月期の先行き判断はマイナス7・0と、「下降」超幅が拡大する見通しとなっている。
















