外国人観光客を呼び込め! 白老・登別で観光資源調査

外国人観光客を呼び込め! 白老・登別で観光資源調査
レンタル自転車に乗り、白老町の観光資源を調べる関係者

 胆振総合振興局は15、16両日、白老町と登別市でインバウンド(訪日外国人客)向けの観光ルートや資源の調査事業を行った。韓国や中国、香港などからの訪日客を扱う旅行会社の関係者らが調査員となり、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を見学するなどして観光ルート創出の可能性を探った。

 胆振総合振興局は、北海道観光振興機構(札幌市)の「インバウンド対応観光ルート創出事業」の対象地域として2017年度から胆振管内で観光ルート・資源の調査を続け、旅行商品の開発につなげている。今回は、訪日客向けツアー商品などを扱う旅行会社の代表や担当者、同振興局、同機構の職員ら7人が参加し、白老町と登別市の魅力を調べた。

 調査員らは15日、白老町を訪れ、ポロト湖でのカヌーや、協業民芸コロポックルでの熊の木彫りを体験。観光客用のレンタル自転車を使い、仙台藩白老元陣屋資料館や白老八幡神社、駅北観光インフォメーションセンターなどを巡り、ウポポイも見学した。

 中国人旅行者を扱う「Ctrip Japan」(札幌市)のビジネスマネジャーで中国出身の除建華さんは「見る観光から、体験する観光へ旅行ニーズがシフトしてきており、白老での体験型観光は中国人観光客にも受けると思う」とし、「白老観光を組み込んだ北海道旅行商品を開発したい」と話した。

 調査員らは16日、登別市で登別温泉地域やテーマパーク登別伊達時代村、自然体験学習施設フォレスト鉱山などを見学した。

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