厚真町は、2018年9月に発生した胆振東部地震で、自宅を損壊した町民向けに使用していたトレーラーハウス5棟のうち1棟をリース、4棟を買い上げることを決めた。当面、入居期限後も自宅に戻れない住民に対し、貸し出す。18日の町議会定例会で可決された20年度一般会計補正予算に計上している。
町によると、トレーラーハウスは損壊した自宅敷地から離れることができない農家などに提供している。供与期限が終了する2年以内の住宅再建が間に合わない場合、住居を確保する。すでに3世帯が期間を延長して利用する方向で調整しており、残り2棟については町が管理する。
町はトレーラーハウスの購入費や工事費などで3900万円を計上し、このうち1900万円は道の交付金を活用する。入居者が退去した後の取り扱いについて、町は簡易宿泊施設としての利用も検討しており、「将来的な関係人口や交流人口につなげていくため、有効に使っていきたい」としている。

















