苫小牧市教育委員会は今年度から、市内に勤務する外国語指導助手(ALT)を幼稚園、保育園などへ派遣する新たな取り組みを始める。小学校高学年から英語が正式教科になったことを踏まえ、就学前から英語に触れる機会を設け、円滑な外国語教育の土台づくりを進めるのが目的だ。10月から3カ月間、4人のALTが市内の認可保育園や幼稚園8園に出向き、園児らと交流する取り組みがスタートする。
ALTは、外国語授業で日本人教師を補佐する外国人の指導助手。小中学校に赴き、生徒らとコミュニケーションを取りながら英語に触れる機会を創出する。
小学校ではこれまで5、6年生の高学年が「外国語活動」という形で英語と関わってきたが、今年度の学校指導要領改訂で高学年は英語が正式な教科になった。これに伴い、外国語活動は3、4年生が対象となり、中学年以上から英語を学習する機会が生まれている。
市教委はこうした動きを踏まえ、修学前に外国語教育の土台をつくることを狙いにALTを幼稚園や保育園などに派遣する取り組みを企画した。具体的には、1こま約45分の時間で英語の歌やゲーム、体を使った遊びをしながら園児らと交流。楽しい環境で自然な形で英語に触れる機会をつくる。
市教委は7月、市内の認可保育施設や幼稚園など41施設にALT派遣を呼び掛け。認可保育所5園、幼稚園1園、認定こども園2園の計8園が希望した。来月9日の認定こども園かおり幼稚園を皮切りに期間中、各園で1、2回実施する。
市教委の池田健人参事は、子どもの聴き取り力の高さを挙げ「幼いときに英語に触れた経験は将来の英語学習でも生かされるのでは」と説明。今年度は試行的に進め、来年度以降も継続させる考えだ。
市教委は今年度中にALTを14人まで増員する計画だったが、新型コロナウイルスの影響で来日できないケースがあり、現状は7人体制。担当者は「今の人数でも対応できる」としており、スケジュール調整を進めながら実施する方針だ。
















