5%増6063億円 21年度道開発予算 国交省概算要求 国土強靱化、アイヌ文化振興に力

5%増6063億円 21年度道開発予算 国交省概算要求 国土強靱化、アイヌ文化振興に力

 国土交通省は25日、2021年度北海道開発予算の概算要求をまとめ、公表した。総額は20年度当初予算比5%増の6063億3200万円となった。6000億円台の要求は7年連続。うち、一般公共事業費に当たる北海道開発事業費は6%増の5944億3100万円とした。▽命と暮らしを守る強靱(きょうじん)で持続可能な国土の形成▽食と観光を担う生産空間の維持・発展と人が輝く地域社会の実現▽白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を通じたアイヌ文化の復興・創造と国民理解の促進―の3本を重点事項に掲げた。

 港湾空港鉄道等は、20年度当初予算比4%減の276億6800万円を要求。うち、港湾は20年度当初予算額と同額の173億6000万円を盛った。苫小牧港・西港区本港地区で、複合一貫輸送ターミナル改良事業を実施。苫小牧港、釧路港、石狩湾新港などで国際物流ターミナル整備も推進する。一方、空港は9%減の103億800万円を計上。航空機の安定運航を図るため、新千歳空港で誘導路の複線化など整備を推進する。

 アイヌ政策の関連経費は、3%増の18億7400万円を要求。7月にオープンしたウポポイを通じ、アイヌ文化の復興を促進。魅力を伝える多様なプログラムを提供するほか、新型コロナウイルス感染拡大予防策を実施し適切な施設運営を継続。年間来場者数100万人を目指し、誘客も促進する。

 治山・治水は2%増の1040億2100万円を要求。胆振東部地震で被災した地域の復旧・復興に必要な対策を継続。石狩川などの洪水氾濫を未然に防ぐための河川改修も加速させる。

 この他、道路整備は20年度当初予算から微増の2186億1100万円を要求した。

 また、「新型コロナウイルス感染症への対応など緊要な経費」として297億円を計上した。

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