むかわ 恐竜追悼式典 感謝伝え霊を供養

むかわ 恐竜追悼式典 感謝伝え霊を供養
恐竜に対する感謝の気持ちをささげた追悼式典

 恐竜化石で町おこしを進めている町民グループ「むかわ町恐竜ワールドセンター」(工藤弘代表)は26日、穂別町民センターで恐竜追悼式典2020を行った。この日一般公開された全身恐竜化石「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の全身復元骨格(レプリカ=複製品)の前で、関係者が恐竜に感謝の気持ちをささげた。

 式典は1975年に同地区でクビナガリュウ「ホベツアラキリュウ」の化石が発掘されたことをきっかけに、古代生物の霊を供養しようと穂別博物館協力会が実施。2017年からは同センターが式典の運営を引き継ぎ、例年「ほべつ恐竜館まつり」に合わせて開催していた。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でまつりを中止としたため、規模を縮小して「献木の儀」のみを執り行った。

 追悼式典に合わせ、同センターの工藤代表は「何とかこの式典を1回でも多くつないでいきたい。コロナで落ち着かない時を過ごしているが、恐竜に願いを込めて平穏な日々が戻ってくるよう祈願してもらえたら」とあいさつ。竹中喜之町長は「地域資源の一つでもある恐竜ワールド構想を皆さんの力を結集し、進めていきたい」と述べた。

 今回の式典は関係者のみで行われ、参列者がメタセコイアの葉が用意された祭壇の前で手を合わせた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る