道は30日、2020年度基準地価(7月1日時点)を発表した。道内の平均価格(1平方メートル当たり)は住宅地が2万円(前年度比マイナス0・5%)となり、23年連続で下落。一方、新型コロナウイルスの影響を受けて商業地も8万8500円(同マイナス0・4%)となり、3年ぶりに下落に転じた。
調査地点は道内全市町村の宅地1021地点、林地18地点の計1039地点。
道によると、住宅地で標準価格が上昇したのは札幌市の86地点をはじめ、帯広市14地点、江別市10地点、千歳市8地点、恵庭市7地点、後志管内倶知安町3地点、苫小牧市1地点など計152地点。前年度(146地点)に比べ6地点増えた。平均価格は札幌市が8年連続上昇し、前年度同様6・1%上がって7万9700円に。帯広市も5年連続上昇し、3・3%上がって2万6600円。江別市も2年連続上昇し、2・3%上がって2万7400円。一方、苫小牧市は下落幅が拡大し、1・7%下がって2万200円となった。
商業地は、札幌市の43地点を最多に、江別市5地点、千歳、恵庭、釧路、帯広市各2地点など計63地点で上昇。前年度(65地点)に比べ2地点減少した。札幌市はコロナの影響で経済活動の停滞が生じて上昇率は鈍化したものの、平均価格は6・6%上がって40万2600円に。江別市は野幌地区の利便性向上などから上昇幅が拡大し、2・7%上がって3万8400円。帯広市も2年連続上昇し、0・7%上がって5万300円。苫小牧市は下落幅が拡大し、1・6%下がって3万3900円となった。
住宅地の上昇率の首位は、前年と同じ倶知安町樺山65の132で、29・2%上昇して7万7500円に。上昇率は全国3位だった。市街地から離れた別荘などが点在する地域で、外国人による別荘地への高い需要を反映したものとみられる。JR千歳駅に近く利便性が良好な住宅地である千歳市栄町5の3が、12%上昇して5万6000円となり、上昇率は前年4位からランクを上げて全道2位に入った。
商業地の上昇率のトップは、前年と同じの倶知安町北1条西2の18。こちらも全国3位の上昇率で、32%上がって9万9000円に。同町の中心商店街とその周辺の商業地で、冬期間のリゾート客や北海道新幹線などの公共事業の進捗(しんちょく)への期待を反映したとみられている。JR千歳駅に近い商業地の千歳市末広2の122の2が14・9%上昇し、5万4000円となり、前年12位から一挙に全道2位となった。
道内の商業地で最も地価が高かったのは、今年も札幌市中央区北3条西2の1の13で383万円。8・2%上昇して36年連続で全道トップとなった。住宅地は札幌市中央区宮ヶ丘2の474の86が9・3%上昇して30万7000円となり、32年連続で首位を堅持した。
















