友の会 ヨコスト湿原に手作り看板 貴重な自然守る意識を

友の会  ヨコスト湿原に手作り看板 貴重な自然守る意識を
白老町のヨコスト湿原に看板を設置する関係者

 白老町のヨコスト湿原友の会(中野嘉陽会長)は9月30日、ヨコスト湿原の貴重な自然環境をアピールする木製の手作り看板を設置した。

 看板は幅70センチ、縦60センチの大きさ。ヨコスト湿原が環境省の「日本の重要湿地」に選定されていることをアピールし、「希少動植物を大切にしましょう」と呼び掛ける文字を記した。同会メンバーの相吉正亮さん(81)がナラの板を彫って制作した。

 この日、同会メンバーや町職員ら12人がヨコスト湿原に集まり、高さ1・7メートルの支柱に取り付けた看板を湿原に設置した。

 ごみの投げ捨てや海岸でのたき火、外来植物の侵入、水位低下に伴う乾燥化など、ヨコスト湿原の環境がさまざまな脅威に脅かされている中で、中野会長は「白老に残る貴重な自然を守る意識を広げたい」としている。

 同町日の出町と社台にまたがるヨコスト湿原(面積33ヘクタール)は、自然海岸や砂丘、河川、湿地、草原、林など多様な環境を形成。これまでに植物463種、野鳥64種、昆虫209種が確認され、絶滅危惧種に指定される生き物も少なくない。

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