厚真中央小 児童が田んぼで稲刈り 苦労を実感 米農家に感謝

厚真中央小 児童が田んぼで稲刈り 苦労を実感 米農家に感謝
稲刈りを体験する厚真中央小の児童たち

 厚真中央小学校(吉岡ゆかり校長)の5年生19人は9月30日、学校授業の一環で同町富里にある佐藤泰夫さん(65)が所有する田んぼで恒例の稲刈りを行った。秋晴れの空の下、児童たちが黄金色に育った稲を鎌で丁寧に刈った。

 自分たちが暮らす町について知ってもらおうと、地元農家の協力を得て毎年行っている総合的な学習の一環。今年は水田2アールほどを使用し、6月上旬に児童たちが苗を手植えしていた。

 その後、稲は順調に育ち、収穫の秋を迎えた。児童たちは泥だらけになりながら、手際よく作業に励んだ。小山裕飛君(10)は「初めての体験。鎌で刈るのがこんなに大変だと思わなかった。すごく苦労があり、農家さんたちが心を込めて作っていることが伝わってきた」と振り返った。

 収穫した稲は今後、精米の状態にして家庭科の授業などで使用する。佐藤さんは「手植えした体験、鎌で稲を刈った体験を思い出しながら、ご飯を食べてもらえたら」と話していた。

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