来年度は「ふくし大作戦」 医療や介護 新たな視点で考える 苫小牧市 4年ぶり、4回目

来年度は「ふくし大作戦」 医療や介護 新たな視点で考える 苫小牧市 4年ぶり、4回目
パラアイスホッケー(旧アイススレッジホッケー)を楽しむ子どもたち。前回の「ふくし大作戦」で企画された障害者スポーツの体験会=2017年11月

 苫小牧市の岩倉博文市長は、2021年度の「大作戦」のテーマを「ふくし」とする方針を固めた。大作戦は、市政課題に1年かけてまちぐるみで取り組む市独自のキャンペーン。高齢化の進展を見据え、新たな視点で医療や福祉、介護などを考える機会にしたい考えだ。

 1日に開かれた市議会企業会計決算審査特別委員会で、岩倉市長は「来年度はふくしの大作戦を予定している。保健、医療、福祉、介護、みとりの仕組みを新たな視点で考えていかないといけない」と強調。市内で今年に入り、少子高齢化が加速していることを踏まえ、「コロナ流行下ではあるが、大作戦の中でそれらの仕組みについて外部の人も交え、具体的に議論する必要がある」と訴えた。

 同市の65歳以上の人口割合(高齢化率)は、8月末時点で29・27%。「30%台に乗る前までに、市として一定の方針を考えておくべき」との認識を示した。

 具体的な事業内容は未定だが、「ふくし大作戦」はこれまでに11、16、17年度の3回実施。認知症サポーターの養成や地域住民が集まる「ふれあいサロン」の拡大、障害者スポーツの体験会開催、車いすのまま利用できる昇降用リスト付きの「福祉トイレカー」の本格運用などに取り組んできた。”福祉”の文字をあえて平仮名表記にし、新たな視点による支え合いのまちづくりを目指してきた。

 向こう1年間のテーマを掲げ、市民や事業所を巻き込んだ協働のまちづくりを進める大作戦シリーズは、岩倉市長が初当選した翌年の07年に打ち出したごみ減量とリサイクル推進の「053(ゼロごみ)大作戦」を皮切りに、これまで「健康」「ふくし」「みなと」「スポーツ」を切り口に12回実施している。20年度は、5回目の053大作戦を展開中。

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