三石小で馬と触れ合う授業 児童が乗馬や塗り絵楽しむ

三石小で馬と触れ合う授業 児童が乗馬や塗り絵楽しむ
スタッフの誘導で体験乗馬を笑顔で楽しむ児童

 新ひだか町内の小学校に馬を派遣し、馬と触れ合う出張授業がこのほど、三石小学校(野崎充校長、児童数157人)で行われ、1年生18人がポニーに乗ったり、馬の塗り絵をしたりして楽しんだ。

 生き物の温かさや命について感じる時間を持つことを目的に、町が一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)に委託して実施。町内の乗馬施設・ライディングヒルズ静内からスタッフ2人がポニーの「ナナイチロウ」(牡、21歳)を連れて同校を訪問した。

 初めに大村勇貴乗馬指導員が児童に馬との接し方を説明。「大きな声を出さない、馬の後ろに立たない」の二つの注意事項を子どもたちと約束した。

 この後、校庭に設けたコースで施設スタッフが引く馬に一人ひとり乗った。最初は戸惑う児童もいたが、次第に慣れて馬との触れ合いを楽しんだ。待ち時間には馬のクイズや塗り絵で馬を身近に感じた。

 乗馬した記野大惺(たいせい)君は「浦河にいた時に乗ったことがある。乗り心地もよく楽しかった」、飯田芽生(めい)さんは「初めて乗った。ちょっと怖かったけれど、手触りも良かったのでまた乗りたい」と笑顔で話した。

 糸井代表は「今年初めての開催でうれしい。子どもたちの笑顔を見るのが楽しく、地域に定着させていきたい」と話した。

 今月6日には、東静内小でも出張授業が予定されている。

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