むかわ地域商社「M Dino」(エムディノ=遠藤研二代表)は3日、鵡川漁業協同組合とタイアップしてむかわ町汐美の鵡川漁港の散策イベントを初めて行った。町民ら12人が参加し、漁業への理解を深めた。
むかわの港の魅力を再発見してもらおうと企画。一行はシシャモ漁の仕事内容を学んだほか、普段は立ち入ることができない所や漁協の屋上も案内してもらい、港の雰囲気を味わった。
このほか2年前の胆振東部地震で岸壁が壊れるなど大きな被害を受け、堤防工事を行っている現状を紹介。同組合の小定雅之専務理事は「震災からの復興はおろか復旧もままならず、当たり前の漁業ができるように取り戻している最中です」と話した。
穂別地区から足を運んだ武田隆治さん(69)は「むかわは農業、林業が盛んで漁業についてはよく知らなかったが、大変な仕事でびっくりした」と驚いていた。
地元の新鮮な魚介類を提供する「むかわ前浜・産直市」も初開催し、町内外から旬のホッキ貝や秋サケなどを求めて多くの買い物客が訪れた。同社による産直市は31日にも行われる。
詳細の問い合わせは同社 電話0145(47)7101、ファクス0145(47)7102、携帯電話(070(3149)9698。

















