農家のアドバイスを受けながら米作りを体験する、厚真町の田んぼのオーナー事業「稲刈り体験会」が4日、町内幌内の高橋農園で行われた。道内から約160人がオーナーとして参加。慣れない鎌を振るい、黄金色に実った穂を収穫した。
厚真町観光協会が主催する体験型の事業。1区画(1アール)2万7500円で1シーズン、オーナーの権利を取得できる。今年度は道内外から70区画分の申し込みがあった。プロ野球・北海道日本ハムファイターズの被災地復興支援事業「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」とコラボしている。
本来は田植えから収穫まで一連の米作りを体験できるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で種まきや田植えは中止に。稲刈りは午前中からの参加者が多く、午後の降雨前には刈り取り作業はおおむね終了した。
札幌から家族で訪れた40代の男性は「胆振東部地震後に事業を知った。すごくいい取り組みだし、参加したい人はもっといると思う。コロナで田植えはできなかったが、稲刈りだけでもできてよかった」と話していた。
収穫した米は11月ごろにオーナーに引き渡される。

















