静内農業高校(佐藤裕二校長)は6日、道庁を訪れ、8月に開催された軽種馬の競り市「サマーセール」(新ひだか町)で、出品馬が同校としては過去最高の2750万円(税込み)で落札されたことを鈴木直道知事に報告した。
出品馬は、1歳馬の「健叶(けんと)」。同校の生徒らが生産、育成を手掛けた。
この日は佐藤校長のほか、「健叶」を実際に育てた生産科学科3年の山形采(あや)さん、清水悠花さん、南部彩乃さん、小野浩輔さん、藤川莉央さんの生徒5人も来庁。知事に「健叶」の写真や絵をプレゼントした。
山形さんは「静内農業は全国の公立高校で唯一、地域産業であるサラブレッドの生産、競りの上場といった軽種馬生産学習を行っている」と説明。「健叶」の名前については「健康に育ち、私たちの夢をかなえてほしいとの願いを込めました」とし、「子馬の頃はとてもやんちゃで、放牧に出す時は引きずられることもありました」との思い出も話した。
競り市で同校としては過去最高額で落札され、「とても感動した。健叶が生まれた日から、これまでのことがよみがえり、涙が止まりませんでした」と振り返った。今後は「無事にレースに出場するよう願い、健叶と共に成長していきたい」と述べた。
知事は「新型コロナウイルス感染拡大もあり、学校の中でもいろいろ苦労されたと思う」と生徒たちに語り掛け、「皆さんが培ってきた経験や技術が軽種馬のセールスで評価され、実を結んだ。心から敬意を表したい」と話した。
















