白老町は、アイヌ文様のデザインをラッピングした循環バス「元気号」の運行を始め、町民らの目を引いている。
白老に根付くアイヌ文化と民族共生象徴空間(ウポポイ)をアピールする取り組み。アイヌ文様を施したバスは、町内を循環する「元気号」3台のうち、社台線と石山社台線などを運行する2号車。室蘭信用金庫の寄付金で町が2017年に購入した車両で、国のアイヌ政策推進交付金を活用してラッピングした。
紺と赤を基調にした車体には、町内のアイヌ刺しゅうサークル4団体がデザインした文様のほか、ウポポイのロゴマークやキャラクター「トゥレッポん」を描いた。
アイヌ文様を装飾したバスがまちを走る光景を眺めていた町内在住の60代男性は「アイヌ文化のまちというイメージが町民や観光客にも伝わり、いい取り組みだと思う」と話した。

















